カレーの隠し味は、チョコレート・コーヒー・ソースなどが有名です。
しかし、これらは「コク・旨み」を出すには少々物足りません。
そこで今回はカレーに「コク・旨み」を簡単にプラスして、カレーを何倍も美味しくするとっておきの隠し味を紹介します。実際にカフェやホテルといった店で使っている方法ですので、ぜひ試してみて下さい。
コクと旨みを出すカレーの隠し味
1 炒め玉ねぎ
炒め玉ねぎとは、玉ねぎをみじん切りにして1~2時間炒めたものです。玉ねぎをじっくり炒めることでコクと甘味を引き出します。
使い方のコツとしては、炒め玉ねぎにスライスした玉ねぎを「更にプラス」して下さい。こうすることでコク・食感両方を楽しむことが出来ます。
もし炒める時間を短縮したいのであれば、スーパーで売っている「炒め玉ねぎ」がおすすめです。炒め玉ねぎはスーパーのカレー売り場に置いてあり、簡単に玉ねぎの甘味とコクを引き出します。
2 チャツネ
チャツネとは、フルーツやスパイスを煮込んだインドの調味料です。チャツネには、マンゴー・パパイヤ・アップル・トマト・ナス・オニオンなど、様々な種類(またはミックス)があります。
チャツネ最大の魅力は、料理に加えるだけで簡単に果実・野菜のコクが出せる点です。通常、野菜は何時間も煮込んで旨みを出しますが、チャツネを加えることにより一瞬で「何時間も煮込んだかのような」本格料理に早変わりします。
【詳しくはこちら】
チャツネとは?カレー以外の使い方なども合わせてご紹介
3 バター
バターを使うことでカレーに「旨み」をプラスします。
高級なカレーには「フォンドボー」という牛脂が含まれています。このフォンドボーを再現するのがバターです。バターを加えることで「フォンドボー」の旨みを簡単に再現することが出来ます。
バター使用量の目安は「カレーの鍋1つに対してバター1欠片」がおすすめです。固形ルーは小麦粉・サラダ油・ラードを多く含んでいるため、入れすぎに注意しましょう。
4 別メーカーのルーを混ぜる
メーカーが異なると、使用しているスパイスの種類や原産地が大きく異なります。スパイスは種類や原産地でクセが生じるため、幾つかの種類を混ぜることによりスパイスのクセが調和し、カレーに「丸み」をプラスします。
例
スパイスA 酸味20 苦味80
スパイスB 酸味80 苦味20
混ぜると 酸味50 苦味50
つまり、スパイスのクセを平均化することができます。
この方法はウイスキーでも使用されています。ウイスキーは年によって出来具合が全然違うため、味を安定させるためにブレンドを行っています。この方法をカレーでも活かしましょう。
カレーの隠し味 まとめ
1 炒めたまねぎを使う
2 チャツネを使う
3 バターを入れる
4 別メーカー同士のカレーを2種類混ぜる
この隠し味は簡単・手軽にコク・旨み・丸みを出すことが出来ます。
作ってみると分かりますが、煮込んでいる段階で「甘くて美味しそうな香り」が台所中に広がります。そして、普通のカレーとは段違いのコク・うま味を生み出します。
この方法は、「短時間で本格的にしたい」カフェやホテルで使う隠し味です。入れるだけで劇的に美味しくなりますので、ぜひ試してみて下さい。
【合わせてどうぞ】
☆ご家庭で感動の味!スパイスで作る本格インドカレー