縁日の定番と言えば、花火・盆踊りなどが挙げられますが、「祭りの屋台」も定番のひとつです。食欲を掻き立てる香り・ジュージュー鳴り響く音。これらは祭りの大きな要素です。
そこで、今回は祭りの屋台で外せない縁日の食べ物を紹介します。
1 祭りの屋台名物 まずは定番料理
1-1 焼きそば
屋台・祭りの風物詩です。ジュージュー鳴り響く音・立ち上がる煙・そして暴力的なソースの香り。「視覚・聴覚・嗅覚」を虜にする最高の料理です。
暴力的なソースの香りを立ち上げるテクニックとして、あえてソースを鉄板の外に少したらす屋台が稀にあります。ソースを麺からあえて外すことでソースが焦げ、香りを立ちこませる屋台は策士であると思います。
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1-2 焼きとうもろこし
焼きとうもろこしも屋台の風物詩のひとつです。「醤油の焦げた香り」が食欲を掻き立てます。また、祭りのシーズンである夏はとうもろこしの旬です。とうもろこし自体の甘味もかなり感じられる屋台料理です。
焼きとうもろこしは見た目を気にせずにかぶりつくのが美味しく食べるコツです。食べた後のビジュアルが美しくないといった理屈はいりません。「かぶりつき」ましょう。
1-3 いか焼き
いか焼きも、屋台ではメジャーフードのひとつです。醤油の香りに加えてイカ自体の香りが立ち込めるため、最高に香りが良い食べ物です。家のフライパンでは出来ない魔法がいか焼きにはあります。
いか焼きはゲソ・半身・全身と分けて売っている店も多くあります。余談ですが、私が子供のころはお小遣いが限られていたため、「全身」が食べたいけれども泣く泣く「ゲソ」にするといった、ほろ苦い思い出があります。
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2 祭りの屋台名物 成人向け
2-1 焼き鳥
焼き鳥は歩きながら食べることができ、そして空いた片手に飲み物が持てる最高の屋台フードです。「片手で食べられる」ことが最大のメリットです。
縁日の焼き鳥は皮・モモが定番ですが、なかには「ナンコツ・ぼんじり」を出す屋台もあります。この2品を出す屋台主はかなりの通で、かつ大変貴重だと思います。また、この2品を出している屋台主は確実に「飲んべ」です。
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2-2 牛串
牛串は多少お値段が張りますが、それに見合う価値があります。
牛串には、祭りで「肉」を食らう喜び・炭火で焦げたタレ・そしてガツンとお腹に溜まるボリュームがあります。
タレ・塩が選べる店も多いですが、個人的には「タレ」がおすすめです。牛を塩焼きすることは家でも出来ますが、タレを炭火で焦がすという芸当は牛串にしか出来ないためです。
2-3 たこ焼き
たこ焼きも鉄板メニューであり、たこ焼きは「祭りだからこそ」のメリットがあります。たこ焼きは6個または8個です。たこ焼きのメリットは「シェア」のし易さにあります。「ひとつちょーだい」の声がかけやすいことが魅力のひとつです。
3 祭りの屋台名物 デザート編
3-1 チョコバナナ
チョコバナナは祭りデザートの鉄板です。バナナにチョコレートをかけただけなのに、なぜ祭りの雰囲気に合うのでしょうか。また、チョコレートの仕上げに振りかけたカラフルなチョコチップも魅力のひとつです。
余談ですが、原価は恐らくトップクラスに安いと思います。しかし、それが分かっていても買ってしまう魅力がチョコバナナにはあります。
3-2 大判焼き(今川焼き)
屋台で一番甘い香りを放っている食べ物が大判焼きです。中にはたい焼きを出している店も多いですが、「縁日」では大判焼きのほうがシェアが増えてきた印象です。
味のバリエーションが多い店では、カスタードクリーム・クリームチーズ・うぐいす豆・練乳などがあります。しかし、一番祭りらしいのは「生地の白」と「餡の黒」のコントラストが映える「あずき」です。
3-3 りんご飴
りんご飴はもともとはアメリカ発祥の料理です。秋の収穫祭(ハロウィン)に振舞われていた料理です。アメリカでは「りんご飴」専門店もあるくらいポピュラーな食べ物ですが、日本では完全に縁日の食べ物になっています。
りんご飴の魅力は「飴の甘さ」と「りんごの酸味」です。甘い食べ物のイメージがありますが、甘さ控えめで意外にも食べやすい特徴があります。
3-4 ラムネ
ラムネは祭りのシメに最高だと思います。ラムネが容器ごと氷の中に突っ込んである感じが「祭りらしさ」です。また、ラムネはビー玉で栓をしています。飲み終わったときに残ったビー玉が空のビンに当たる「音」も祭りらしさを醸し出します。
祭りの屋台で外せない食べ物 まとめ
1 定番
1-1 焼きそば
1-2 焼きとうもろこし
1-3 いか焼き
2 大人向け
2-1 焼き鳥
2-2 牛串
2-3 たこ焼き
3 デザート
3-1 チョコバナナ
3-2 大判焼き
3-3 りんご飴
3-4 ラムネ
今回はこれらを紹介させてもらいましたが、他にも「お好み焼き・わたあめ・じゃがバター」など、祭りの定番料理は沢山あります。
これら縁日の料理は、「再現」は簡単にできますが、「祭りの雰囲気」は再現できません。「雰囲気」もセットで祭りの料理ですので、祭りに行く際は、ぜひお腹を空かせた上で祭りに行ってみてはいかがでしょうか。
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