今回は、天ぷらの作り方をご紹介します。
天ぷらには多くのテクニックやプロのコツがあるなかで、特に今回は「おうち」で出来るテクニックに焦点を当ててご紹介します。見てすぐに実践できるうえに、ご家庭でサクサクにできる作り方になっていますので、ぜひ試してみて下さい。
天ぷらの作り方
1 材料
☆衣
薄力粉 100g
片栗粉 20g
塩 少々(2g程度)
水 140~160ml
酢 小さじ2
☆天つゆ
だし汁 100ml(または水100ml・だしの素小さじ1/4)
しょうゆ 大さじ2.5
みりん 大さじ1
砂糖 大さじ2
サラダ油(またはごま油)
お好みの具材(エビ・白身魚・季節の野菜など)
2 作り方の流れ
① 材料の準備
↓
② 粉を混ぜる
↓
③ 氷水を敷く
↓
④ 酢水を加えさっくりと混ぜる
↓
⑤ 衣を作ってから短い時間で、衣を薄めにして揚げる
大まかな流れは、上記のようになっています。
ポイントとともに下記で詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
3 作り方
今回は、衣の作り方から揚げ方まで、流れでご紹介します!
では始めに、材料の準備をします。
かぼちゃ・サツマイモといった火が通りにくい食材は薄く切り、水気の多い食材や冷凍食材を使う場合は、しっかりと水気を切っておきましょう!
次に衣づくりです。薄力粉・片栗粉・塩を混ぜます。
今回は衣をサクサクにするために、片栗粉・酢を使用します。片栗粉は衣をサクサクにする効果があり、酢は衣が「べちゃべちゃ」になってしまう状態を防ぐ効果があります。
※酢は少量のうえ、酸味は揚げる際にほとんど飛びます!
その後、粉の入ったボウルの下に、氷水を敷きます。
衣に水を入れた際、温かい状態・また時間が経つと、薄力粉に入っているグルテンが溶けだし、衣自体がべちゃべちゃになってしまいます。
そのため、今回は氷水を敷き、また水を加えてから短い時間で揚げるようにしましょう。
そして衣に水・酢を加え、少しダマができる程度にさっくりと混ぜます。混ぜすぎると、先ほどと同じくグルテンが溶けだしてしまい、衣がべちゃべちゃになってしまいます。
そのため、少しダマが出来る程度にさっくりと手短に混ぜます。
また、ここで「卵を使う・使わない」2パターンの作り方がありますが、卵を使うと衣が「ぽってり」がちになる可能性があるため、より簡単にサクサクにできる卵を使わないパターンで作ります。
では、揚げていきましょう!
エビ・白身魚の場合は、薄力粉→衣→油の順番に付けていきます。尾の部分を開き、付け根を持って衣を付け、油のなかに加えます。
油の温度は、170~180℃で揚げましょう。
目安としては、「菜箸に衣を少し付けたあと、油のなかに入れて泡立つ」くらいがちょうど良いです。
また温度が高いと、水分が飛ぶ(サクサクになる)前に衣が焦げてしまうため、火加減に注意しながら揚げていきましょう。
サクサクな見た目・そしてまっすぐな形に仕上がりました!
野菜の場合は衣を付けた後、少し「トントン」と衣を落として加えます。
衣は薄いほうがサクサクになり、また薄いほうがオクラの緑・かぼちゃの黄色などが映えます!
ご家庭で綺麗かつ美しく作ることが出来ました!
では、要点をまとめていきましょう!
天ぷら・まとめ
① 材料の準備(水気を切る)
↓
② 薄力粉・片栗粉・塩を混ぜる
↓
③ 氷水を敷く
↓
④ 酢水を加え、ダマが出来る程度にさっくりと混ぜる
↓
⑤ 衣を作ってから短い時間で、衣を薄めにして揚げる(170~180℃・低すぎず高すぎず)
【point】
Ⅰ 片栗粉・酢を加える
Ⅱ 氷水を敷き、さっくり混ぜる
Ⅲ なるべく短時間で揚げる!
今回は、天ぷらの作り方をご紹介しました。
これらはすぐに実践できるテクニックである上に、特に野菜が大変サクサクした食感になります。ご家庭でサクサクの天ぷらが食べたいとき、天ぷらパーティーをしたいとき、家族や友人に振る舞うときなど、大変嬉しいレシピになっていますので、ぜひ試してみて下さい。