お酢は種類ごとに栄養・使い方などが全然違いますが、正直、種類が多すぎて違いが分かりづらい面があります。
そこで今回はお酢(穀物酢・米酢・黒酢・ワインビネガー・バルサミコ酢・リンゴ酢)の特徴・使い方を紹介し、合わせて一覧表も使って紹介します。
栄養・使い方の違いを知れば、自分の症状や料理に合ったお酢を選ぶことができますので、一緒に見ていきましょう。
1 お酢の種類と特徴
1-1 穀物酢
穀物酢は米・小麦・とうもろこしから出来た、属に言う普通のお酢です。煮物・かけもの・味付けとして幅広い用途があります。
ちなみに、お酢は簡単に言うと「お酒」から出来ています。そのため、お酢の原料はお酒の原料であり、穀物・果物が基本的に使われます。
1-2 米酢
米酢は、その名のとおり米から出来たお酢です。
クエン酸が豊富に入っており、他のお酢と比べると高い疲労回復効果があります。米の甘み・米のコクがあり、全般的に和食との相性が良いです。特に酢飯との相性が良く、お酢の酸味とお米の甘みが絶妙にマッチした酢飯が作れます。
1-3 黒酢
黒酢は米を熟成させたお酢です。
黒酢の特徴はアミノ酸が豊富であることです。通常、たんぱく質は「消化してアミノ酸に変換した」あとでエネルギーに変換します。しかし、黒酢にはアミノ酸がそのまま入っているため、消化の必要なく直接エネルギーとなり、疲労回復効果がかなり期待できます。
味については、香りが強くなめらかな味があるため、中華・魚介料理・飲み物との相性が良いです。
1-4 ワインビネガー
ワインビネガーはワインから作られたお酢です。
通常のお酢としての効能だけでなく、ワインの成分であるポリフェノールを豊富に含んでいます。ポリフェノールには抗酸化作用があり、美肌・老化防止の効果があります。
味は、酸味が強いことが特徴であり、ドレッシング・マリネと相性抜群です。
1-5 バルサミコ酢
バルサミコ酢もブドウから作られています。ワインビネガーとの違いとして、バルサミコ酢はブドウの果汁を3~7年熟成させます。そのためバルサミコ酢には深み・甘みがあることが特徴です。
バルサミコ酢はドレッシングやマリネといった使い方のほか、火を通して食べるのがおすすめです。火を通して酸味を飛ばすことで「深み・甘み」が強調されるため、大変香り高くなります。
1-6 りんご酢
りんご酢はりんごから作られたお酢です。
りんご酢の栄養としては、他のお酢に比べてカリウムが豊富です。カリウムは身体の中の余分な塩分を排出する効果があるため、むくみ・高血圧などに効果的です。
味については、他のお酢に比べると酸味が抑え目で、爽やかな味が特徴です。そのためドレッシング・マリネといった使い方のほか、デザート・飲み物との相性がとても良いです。
2 お酢の種類・特徴・使い方一覧表
種類・材料・栄養・味・使い方がひと目で分かる一覧表を作りました。
※特に味に関しては個人的な主観が多いため、あくまで「参考」でお願いします。
このように一覧表にすると、違いが分かりづらいお酢の作り方・味・使い方がひと目で分かります。用途別にみても、和洋中の使い分けのほか、生・火を通す・デザートといった調理法の使い分けを行うと、より美味しくお酢を摂ることが出来ます。
お酢の種類・特徴・使い方 まとめ
お酢の違いを知ることで、自分の症状に合ったお酢を選ぶことができ、さらに料理のレパートリーがかなり広がります。お酢は使い分けることで「美味しさ」と「栄養」をさらに手に入れることができますので、ぜひこの記事を参考に、自分の好みにあったお酢を選んでみて下さい。
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